前立腺がん
前立腺に発生するがんのことです。本邦では近年急増傾向にあり、遠くない未来に男性では肺癌を抜いて1位の罹患者数になると予測されています。早期がんでは症状がないことが多く、進行がんになってから初めて排尿困難や排尿時痛、血尿、残尿感などがみられます。さらに骨、リンパ節に転移することが多いとされているため、転移に伴う痛み、下半身の浮腫・麻痺といった症状が現れることもあります。
他の悪性腫瘍にも言えることですが、前立腺がんも早期発見が重要です。まずは採血にてPSA(前立腺特異抗原)検査を行い、4ng/mLを超えていた場合には直腸診や超音波検査等を追加し、やはり前立腺がんが疑わしいとなった場合は確定診断として、経直腸的超音波ガイド下前立腺生検を行います。
経験豊富な泌尿器科がん専門医の在籍する糸島武内クリニックは、局所麻酔下での痛みの少ない日帰り前立腺生検が可能な福岡県内でも数少ない施設です。
治療に関しては、現在保険治療内でも様々なオプションが用意されており、がんの進行度によって異なります。患者様各々がどの治療法が最も良いかを丁寧に長い時間かけて説明してまいります。当院のみで治療が完結できる場合もあります。お気軽にご相談ください。
膀胱がん
膀胱に発生するがんです。痛みを伴わない血尿(無症候性肉眼的血尿と呼ばれます)が、ます最初の症状として現れることが多いとされています。このほか、頻尿や排尿時の痛みなどもみられることがあります。さらに病状が進行すると排尿困難も出ることがあります。
膀胱がんが疑われる場合、尿細胞診、超音波検査、膀胱鏡検査などを行います。
また痛みを伴わない血尿が出た場合は、膀胱鏡検査が必要となる場合がありますが、糸島武内クリニックではオリンパス社製の細径ファイバー軟性膀胱鏡を導入しておりますので、より痛みの少ない検査が可能です。当院ではCT・エコー・軟性膀胱鏡等を設置しておりますので、お時間かからず、当院のみで精密検査を完結することができます。治療はまず確定診断を兼ねて、経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)という侵襲が少ない手術が必要となります。侵襲が少ないとは言え、手術療法にはなりますので、患者様がご希望される医療機関にご紹介いたします。気軽にお申しつけください。
腎がん
腎臓に発生するがんです。一般的に腎細胞がんとも呼ばれ、腎実質(腎臓の外側)の細胞ががん化して発症します。腎臓の内側の腎盂の細胞もがん化することもあるのですが、この場合は腎盂がんといって腎がんとは異なる病態(むしろ膀胱がんに近いとされています)となります。発症初期はほとんどなく、現在は健康診断などで偶然がんが発見されることが多いです。腎臓がんが疑われる場合、血液検査、画像検査(CT、腹部超音波検査)などで精密検査を行います。当院ではCT・エコー等を設置しておりますので、お時間かからず、当院のみで精密検査を完結することができます。治療は、基本的には手術療法が行われますので、患者様がご希望される医療機関にご紹介いたします。気軽にお申しつけください。